人は、誰でも青春のたまり場をもっている。

私のたまり場は、フォーク喫茶「照和」だった。

そこで私は、いったい幾つの夢を描いただろう。

そこにあったのは、歌と夢と友だった。

その他には、何もなかったし、何も必要としなかった。

私は、くっきりと若く、恥ずかしいほど一途で、そして無名だった。

友人からの知らせで「照和」が息を吹き返すと聞き、
すぐに理由なく微笑んだ。

夢の住みかがこっそりできた事が嬉しくなった。

私の夢の帰る場所が出来たのだ。

あの頃夢みた事のひとつに「照和」を舞台に、青春ドラマを描くことがあった。

再生した「照和」と共に私の夢も息を吹き返したのです。


LIVE「照和伝説」カンパニー様へ     武田 鉄矢(海援隊)
                         

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